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銘柄・投信選び

新NISA銘柄の選び方|タイプ別の特徴と人気ファンド比較

梶原 亮太 / 更新:2026-06-18
新NISA銘柄の選び方|タイプ別の特徴と人気ファンド比較
「新NISAで結局なにを買えばいいの?」——これ、私が証券営業をしていた頃にいちばん多く受けた質問です。結論を先に言うと、初心者がまず見るべきは『つみたて投資枠で買える投資信託』で、そこから株式100%型か複合資産型かを選べば外しません。

この記事では、銘柄の意味から株式100%型と複合資産型の違い、信託報酬の見方、オルカンやS&P500など具体的なファンド比較、始め方と注意点までを、一次情報をもとに整理します。

書いているのは私、梶原です。元大手証券のリテール営業を7年、個人投資家としては10年。枠の使い方より『何を買うか』に踏み込んで書きます。

新NISAの銘柄とは?まず押さえる基本

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銘柄とは、要するに「買える商品そのもの」のこと。投資信託、株、ETF、REITなどがこれに当たります。新NISAでは、どの枠を使うかで選べる銘柄が変わるので、まず制度の骨組みを押さえましょう。

新NISAの制度概要(年間360万円・生涯1800万円・非課税無期限)

新NISAは2024年1月から始まった恒久制度で、非課税で保有できる期間は無期限です。旧制度のように「◯年で終わり」という期限を気にしなくてよくなりました。

年間の非課税投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円、合計で最大360万円。生涯の上限は1,800万円で、うち成長投資枠は1,200万円までです。口座は日本国内に住む18歳以上が対象で、1人1口座のみ持てます。

つみたて投資枠と成長投資枠の違いと併用方法

この2つは併用できます。片方だけ使う必要はなく、同じ年に両方へ投資してOK。

違いは「買えるもの」です。SBI証券の案内では、つみたて投資枠は投資信託を積立で買付する枠。成長投資枠は投資信託に加えて、国内株式(ETF・J-REIT含む)、外国株式(ETF含む)まで買えます。

私の経験上、初心者がいきなり個別株から入ると値動きに振り回されがちです。最初はつみたて投資枠の投資信託に絞り、慣れてから成長投資枠で幅を広げる順番をすすめます。

成長投資枠でのみ選べる個別株・ETF・REIT

つみたて投資枠の商品は、金融庁の基準を満たした投資信託等に限定されています。一方、トヨタやAppleのような個別株、上場している投資信託のETF、不動産に投資するREITは成長投資枠でしか買えません。

ただし成長投資枠にも除外ルールがあります。金融庁の案内では、整理・監理銘柄、信託期間20年未満、毎月分配型の投資信託などは対象外です。「分配金が毎月もらえるなら得そう」と飛びつくと、そもそも枠で買えないことがあるので注意。

枠ごとに買える銘柄の違い
買えるもの年間枠
つみたて投資枠金融庁基準を満たした投資信託(積立)120万円
成長投資枠投資信託・国内株式(ETF・J-REIT)・外国株式(ETF)240万円

つみたて投資枠で選べる銘柄の2タイプ

つみたて投資枠の投資信託は、ざっくり「株式100%型」と「複合資産型」の2つに分けて考えると迷いません。中身が違えば、リターンもリスクも変わります。

つみたて投資枠で選べる銘柄の2タイプ

株式100%型の特徴とハイリターンの狙い方

中身が株式だけのタイプ。値上がりの伸びしろが大きい反面、下げるときも一気に下げます。

オルカン(全世界株式)やS&P500がこの代表格です。20年30年の長期で世界経済の成長に乗せたい人向け。私自身、コア資産はここに置いています。値動きに耐えられる人なら、まずこれ一本でも形になります。

複合資産型の特徴と安定運用のしくみ

株式だけでなく、債券や不動産などを組み合わせたタイプ。バランス型と呼ばれることもあります。

株が下がっても債券がクッションになりやすく、値動きがマイルドになります。「夜ぐっすり眠れる運用がいい」「退職が近くて大きく減らしたくない」人にはこちらが合います。ただし、伸びる局面でのリターンは株式100%型に見劣りします。

インデックスとアクティブの違い

インデックスは指数(日経平均やS&P500など)に連動を目指す運用。アクティブは運用のプロが銘柄を選んで指数超えを狙う運用です。

正直に言うと、私はコア部分はインデックス推しです。理由は後述する信託報酬。アクティブは手数料が高くなりやすく、長期で見ると指数に勝ち続けるのは簡単ではないからです。

インデックスとアクティブの比較
項目インデックスアクティブ
目標指数に連動指数超えを狙う
手数料(信託報酬)低め高め
向く人コアでコツコツテーマや読みに賭けたい

銘柄を選ぶときの評価指標と人気ファンド

銘柄選びで雰囲気に流されないために、見るべき数字は3つだけ覚えておけば十分です。信託報酬、純資産総額、運用実績。ここを押さえると、似た名前のファンドでも違いが見えてきます。

銘柄を選ぶときの評価指標と人気ファンド

信託報酬・純資産総額・運用実績の見方

信託報酬は、持っている間ずっと毎日引かれる手数料。年率で表示され、低いほど有利です。長期では数字の差がそのまま成績差になります。

純資産総額は、そのファンドに集まっているお金の規模。大きく増え続けているものは安心材料になります。逆に小さく減り続けるファンドは、途中で運用が終わる(繰上償還)リスクがあるので私は避けます。

運用実績は、過去のリターンの推移。ただし過去は未来を保証しません。実績だけで飛びつかないこと。

オルカン・S&P500・eMAXIS Slimシリーズの比較

初心者がよく名前を聞くのがこの3つ。整理しておきます。

代表的な人気ファンドの中身イメージ
具体的な信託報酬・基準価額は各運用会社の最新の交付目論見書で必ず確認してください。
呼び名投資先ひとことで言うと
オルカン全世界の株式これ1本で世界に分散
S&P500米国の主要500社米国の成長に集中
eMAXIS Slimシリーズ上記を含む低コスト投信群低い信託報酬を掲げる定番

私の考えでは、迷ったらオルカン。理由は「国を選ぶ判断」を自分でしなくて済むから。米国に強気ならS&P500、という分け方で十分です。eMAXIS Slimは、その中身を低コストで持つための器、というイメージで捉えてください。

為替リスクと国・地域分散の考え方

オルカンもS&P500も中身は外貨建て。だから円高に振れると、株価が動かなくても評価額が目減りします。これが為替リスクです。

怖がりすぎる必要はありません。長期の積立なら、買うタイミングが分散されて為替の高い安いもならされます。地域分散をもっと効かせたいなら、全世界型を軸にするのが素直な答えです。

目的・年代別のおすすめポートフォリオ

【2026年最新】新NISA成長投資枠はこう使え!結局これが一番増える
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同じ銘柄でも、何のための・いつ使うお金かで配分は変えるべきです。ここは正解が一つではないので、私が現場で案内してきた考え方を共有します。

老後資金・教育資金・住宅資金で考える配分

使うまでの時間が長いお金ほど、株式の比率を高くできます。逆に、数年後に使うお金を株式100%に突っ込むのは危険です。

目的別の配分の考え方(一例)
あくまで考え方の目安です。最終判断はご自身のリスク許容度で。
目的使うまでの期間株式比率の目安
老後資金20年以上高め(株式中心でOK)
教育資金10年前後中くらい(複合資産型も検討)
住宅資金数年以内低め(NISA向きでないことも)

正直、3年後に使う住宅頭金を新NISAで増やそうとするのはおすすめしません。元本割れの時期に重なったら身動きが取れなくなるからです。

毎月の最適な積立額とシミュレーション

つみたて投資枠は年120万円、つまり月10万円までが上限です。生涯枠の1,800万円を最短で埋めるなら大きい額が要りますが、無理は禁物。

私が初心者にいつも言うのは「家計が苦しくならない額を、止めずに続ける」。月3万円でも20年続ければ、元本だけで720万円積み上がります。金額より継続です。

リスク許容度を高く見積もらないコツ

いちばんの落とし穴がこれ。相場が好調なときは、誰でも自分を強気に見積もります。

「30%下がっても積立を続けられるか」を自問してください。続けられないと思ったら、株式比率を下げるか複合資産型を混ぜる。下落で売ってしまうのが、新NISAでいちばんもったいない失敗です。

新NISAの始め方と口座開設の手順

始め方はシンプルです。口座を開く→銘柄を選ぶ→積立を設定する。この3ステップで完了します。口座は1人1口座なので、金融機関選びだけは最初に丁寧に。

新NISAの始め方と口座開設の手順

気になる銘柄セットを選ぶ

いきなり個別に選ぶのが不安なら、まずは方向性を決めましょう。「世界に丸ごと分散したい」「米国に集中したい」「値動きを抑えたい」。この3つのどれかに当てはめると、選ぶ銘柄が一気に絞れます。

セットの詳細を確認して購入する

購入前に必ず交付目論見書で、信託報酬と投資先、信託期間をチェック。ここを飛ばすと「思っていた中身と違う」が起きます。確認できたら、積立金額と引き落とし方法を設定して完了です。

金融機関ごとのポイント還元・クレカ積立比較

商品はどこでも同じでも、ポイント還元や手数料で差が出ます。確認できた範囲で並べます。

松井証券は、NISAでの日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料と案内しています。

主要ネット証券の特徴(確認できた範囲)
還元率やキャンペーンは変動します。申込前に各社公式の最新情報を確認してください。
金融機関確認できた特徴
SBI証券つみたて投資枠は投信積立、成長投資枠は国内外株式まで対応
楽天証券つみたて投資枠は金融庁基準の投信を取り扱い
松井証券NISAの日本株・米国株・投信の売買手数料が無料
マネックス証券非課税無期限・年360万円/生涯1,800万円の新NISAに対応

初心者がつまずきやすい失敗例と注意点

制度のおいしさばかり語られますが、落とし穴もあります。ここを知らずに始めると、あとで「聞いてない」となりがち。営業時代に実際によく見たつまずきを挙げます。

初心者がつまずきやすい失敗例と注意点

損益通算・繰越控除ができないデメリット

NISAは利益が非課税な代わりに、損失はなかったものとして扱われます。つまり、課税口座の利益と相殺する損益通算や、損を翌年以降に持ち越す繰越控除ができません。

これは正直、デメリットとしては地味に効きます。大きく負けたときに税金で取り返せない、と覚えておきましょう。

非課税枠の再利用(売却後の枠復活)の誤解

売却した商品の簿価(取得金額)相当額は、翌年以降に非課税枠として再利用できます。これは新NISAの大きな魅力です。

ただし誤解が2つ。復活するのは売った値段ではなく『買ったときの金額』。そして復活は『翌年以降』で、売ったその年にすぐ使えるわけではありません。年内に枠を回し続ける、という使い方はできないのです。

旧NISAからの移行で起きがちなミス

2024年からの新NISAでは、旧つみたてNISAがつみたて投資枠に、旧一般NISAが成長投資枠に引き継がれる形になりました。

ここで多い勘違いが「旧NISAの資産を新NISAにそのまま移せる」というもの。両者は別物で、旧NISA分は新NISAの1,800万円枠とは別に、それぞれの期限まで非課税で持てます。慌てて売る必要はありません。

新NISAのよくある質問(FAQ)

2025年の新NISAおすすめ銘柄はコレ!以前に持っていた●●株は売りました…【ひろゆき 切り抜き】
2025年の新NISAおすすめ銘柄はコレ!以前に持っていた●●株は売りました…【ひろゆき 切り抜き】

最後に、現場でよく受けた質問を一次情報ベースで答えます。

よくある質問

新NISAの銘柄とは?
NISA口座で買える商品のことです。つみたて投資枠は金融庁基準を満たした投資信託に限定され、成長投資枠では投資信託に加えて国内外の株式やETF、J-REITまで選べます。初心者はまずつみたて投資枠の投資信託から始めると無理がありません。
新NISAの銘柄にかかる費用は?
投資信託の場合、保有中ずっと引かれる信託報酬が中心の費用です。年率で表示され、低いほど長期では有利になります。なお松井証券はNISAでの日本株・米国株・投信の売買手数料が無料と案内しており、購入時の手数料は金融機関や商品で異なります。
新NISAの始め方は?
日本国内に住む18歳以上なら、1人1口座でNISA口座を開設できます。手順は、金融機関で口座を開く→銘柄を選ぶ→積立額と引き落とし方法を設定する、の3ステップ。つみたて投資枠は年120万円(月10万円)まで、生涯枠は1,800万円までです。

私からの最後の一言。新NISAは「始めること」より「やめないこと」が9割です。まずはオルカンかS&P500を月1万円から。動き出してから、配分は育てていけば間に合います。

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こんにちは。この記事について、下の候補から選ぶか、自由に質問できます。

梶原 亮太

元大手証券会社リテール営業(7年) ・ ファイナンシャルプランナー2級
証券営業歴7年・個人投資家歴10年

証券会社での営業・運用サポート経験をもとに、新NISAの銘柄・投信選びを一次情報から丁寧に検証して届ける。「枠の使い方」より「何を買うか」に焦点を当てた実践寄りの記事を書くことをモットーにしている。

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